人気ブログランキング |

一所不住



<   2018年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧


英知継ぐ無垢な眼差し声姿

23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で行われた「沖縄全戦没者追悼式」で、浦添市の中学3年生・相良倫子さんが「生きる」と題した詩を朗読した。
この聡明で澄んだ眼差しの少女は、手元の原稿にほとんど目を落とすことなく、会場の参列者へ語りかけるように、自らの思いを言葉にして伝えた。

彼女の詩を一部引用させてもらう
私は、今を生きている。/みんなと一緒に。/そして、これからも生きていく。/一日一日を大切に。/平和を想って。平和を祈って。/なぜなら、未来は、/この瞬間の延長線上にあるからだ。/つまり、未来は、今なんだ。

禿頭爺はこれまで、「今」はこの瞬間に「過去」となっていく、という概念がいつも頭の中を占めていたから、彼女の詩にある「つまり、未来は、今なんだ」に、はっとさせられた。確かに私たちは、常に未来を生きている。未来は遠いところにあるのでなく、「この瞬間の延長線上にある」のだ。

追悼式で毎年、美しい少女が詩を朗読するのは、ある種の演出的効果を狙ってのことかもしれない。確かに、いちいち胸を震わすジジイがここにもいる。
彼女は選ばれた一人であり、沖縄の子どもたちが皆、問題意識を抱えているわけでもない。沖縄戦のことを知らない子どもが増えていることも現実らしい。
たとえそうであっても、彼女はしっかりと自分の言葉で、平和の大切さを訴え「今を生きていく」と声に出した。ここに大人の事情が入り込む余地はなく、疑いようもない等身大の相良倫子さんだった。

沖縄の洋上に米軍F‐15戦闘機が墜落した件で、日本政府は「米軍に飛行中止を申し入れた」と国会で答弁したが、在日米軍司令部は「そのような要請を受け取っていない」と否定した。実際、訓練はすぐに再開されている。
こんな風に日本政府は、体面を保つために自国民を欺き続けている。これまでもずっとそうだった。こんなことが罷り通っている世の中なんて。

先月上旬に読んだ、米澤穂信『王とサーカス』の中にあった、ネパール軍准尉の言葉「自分にふりかかることのない惨劇は、この上もなく刺激的な娯楽だ」が頭をよぎる。

by rurou-no | 2018-06-28 10:57

地の震え記憶呼び出す身の震え

18日午前7時58分ごろ、大阪府北部の高槻市と茨木市の間くらいを震源地とする、震度6弱の地震(M6.1)があった。
都市災害の常で、終日交通の大混乱は避けられなかった。水道やガスのライフラインも止まり、復旧には時間がかかるもようである。

さすがに紀伊半島最南端は震度1程度で、当時強風が吹いていて家が揺らされている状態の中、一瞬強いのがドンときたが、「今のなに?」「風やろ」と、何の疑いもない平穏な会話で済ませてしまっていた。
車で職場へ向かう途次、遠方に住む連れ合いの姉からの電話で、初めて地震発生を知った按配だ。知らないとノンキなもんや。

大阪といえば、1995年1月17日の阪神・淡路大震災を体験した人も多く、あの時の恐怖が甦ったのではないかと察する。
今回は規模が小さかったおかげで大災害を免れたものの、亡くなった方5人と多数の怪我人が出たそうだ。追い打ちをかけるような大雨のせいもあって、避難所生活を強いられる被災者も多い。

明日は我が身やけど、いつ来るのか、どれほどの規模なのか、わからないものに備えるのも、なかなか難しいものがある。いざその時になって慌てないようにしなけりゃと、日々自らに言い聞かすだけで、現実に降りかかってくる事態をそのまま受け止めることしかできないやろ。

サッカーワールドカップ・ロシア大会が始まった。
人ん家のテレビで、毎日つまみ食いのような見方で試合を観戦している。これまでのところ、個人的にはアイスランドが好感度高し。
19日、日本代表はコロンビアと対戦。前回ブラジル大会で惨敗した相手と再び相まみえ、2対1で勝利した。引き分けに持ち込めれば御の字と思っていただけに、運も味方に付けて金星の大健闘は大したものだ。

わが家の主治医が倒れてから6週間になる。医院再開の目途は立たず、とうとう常服薬がなくなってきた。さて、どないしょ。間引きで服用していた薬も尽きた。とりあえず、薬を飲まずにどこまでいけるか人体実験や。んな、大袈裟な。

by rurou-no | 2018-06-21 10:21

梅雨空に握手する手の腹の内

このところアナグマは姿を現さない。どしたんやろ?外にいい場所が見つかったのか、あるいはこっそり棲みついているのか。迷惑でも出入りしていたのが来なくなったら気になるもので、元気にしてるかと心配になる。情が移るわけでもないが、お互い生きていくのは大変やな同輩よ、と仲間意識さえ湧いてくる。いや、湧いてこない。

今週の出来事といえば、12日にシンガポールで行われた、初めての米朝首脳会談。これで何かが大きく動くわけでもなく、我儘で自己顕示欲の強い2人が、自らの地位の安泰のために政治的見世物に出演した、という印象しか残らなかったのは予想通り。とりもなおさず会談の成功を強調するしかない、中身のなさだった。

共同声明で、朝鮮戦争の終結宣言すらできぬ乏しい内容の会談は、何より優先されたのはそれぞれの権威付け、であることが共通していたからに他ならない。
ともあれ、キムは体制保証を得られ、トランプは北朝鮮に拘束されていた3人の解放と核実験場の爆破を会談前に、そして会談後は何を得るのか、外交を商取引と同じようにやることの限界を知ったのかもしれん。

テレビのニュースで見る限り、トランプの自己中心的な振舞いと、キムのおどおどした小心さが目についた。まぁ外交に不慣れなせいもあると思うが、国内では通じる虚勢も外に出れば臆病なとっちゃん坊やに過ぎないというこっちゃ。
誰よりも堂々と存在感を示していたのは、トランプの通訳の女性だ。場慣れして、2人の大きな子どもを手懐ける母親の余裕が見て取れた。

隣国日本は、またしても蚊帳の外。アメリカの傘の下でしか何事も始まらないのだから、むべなるかな。今回の会談でもトランプの手土産は、日本から北朝鮮への経済支援だったはず。日本の首相は「拉致問題」についてやっと、話し合いを口にするようになった。今頃になってやっとだ。アメリカに言われないと何もできないにも程がある。

11日、沖縄本島の南約120㌔海上にまた、米軍F15戦闘機が墜落した。
米軍は何事もなかったかのように、同型戦闘機の訓練を繰り返している。
12日、沖縄防衛局は県に対し、8月17日から辺野古沿岸部の埋め立て工事を始めると発表した。
社会学者の日高六郎さんが7日、亡くなったそうだ。101歳だった。

by rurou-no | 2018-06-14 10:49

べくもなしこの期に及び糞始末

やっぱりアナグマやった。一昨日の午後、庭を横切って南の出入り口から出て行くアナグマを見かけ、すぐに外へ出て後を追ったが、姿が消えていた。因みにこの家の南側は道を挟んで空き地となっており、その向こうは小さな森になっている。

昨日は、北側の出入り口から出て行くところを発見。道を東の方面へ歩いて行った。こちらは住宅密集地である。2度とも真っ昼間の出来事だ。アナグマって夜行性の動物やと思っていたのに、この堂々たる行動はどういうことや。

コンクリートブロックと石の合せ技で対策して以後、倉庫の床下へ出入りしている形跡はなく、さすがにあきらめたかと油断してたら、昨日の朝、新しい穴が出来ていた。ここは割と大きな石を置いていた場所だったが、その石をどけて穴を掘るという仕事ぶり。アナグマの体長と比べて相当大きくて重いはずなのに、ヤツは力持ちであることが判明した。余程、倉庫の床下が気に入ったのか。

確かに、先月下旬くらいから庭のここかしこでアナグマが掘り返したと思われる穴が散見されたが、よもやこんな住宅地に棲みつくアナグマがいようとは。アナグマの好物であるミミズが多い庭だと、どこで情報を仕入れたのやろ。
賄い付き下宿として家賃交渉でも始めるか。

問題は糞である。今のところ、どこで糞をしているのか見付けていない。野良猫の糞の始末だけでもうんざりしているのに、この上アナグマの糞まで勘弁してくれ。
ここの庭には、スズメやメジロ、イソヒヨドリなど鳥類もよくやってきて、食事と排泄を済ませていくが、小鳥の糞はそれほど気にならない。だけど、動物の糞は決して歓迎できるものではないから、あまり居着いてほしくないのだ。

サルが大挙して家にやってきたとか、カモシカが出没したとか、連れ合いが聞いてきたばかりである。動物たちは作物の味を覚えて食べにくる。彼等も生き残るのに必死なのだ。人間生活との共存は、生態系のバランスにも拘わることだから簡単にはいかない。
とにかくアナグマくんには、棲みついて繁殖活動をされても困るので、倉庫の周辺は更に厳重に対策してみよう。

by rurou-no | 2018-06-07 10:10

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
以前の記事
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
カテゴリ
メモ帳
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧