一所不住



カテゴリ:言葉・本( 88 )


 は 「和を以って貴しとなす」 の
 は 「和して同ぜず」 の
 は 「和気藹々」  「和魂漢才」  「和洋折衷」  「和光同塵」 の
昨日の意趣返しではないが、 のつく言葉を集めてみた。

新明解さんを紐解けば、
[和](1)相手の言い分・立場を大幅に認め、譲れるものは譲り合うこと。
   (2)二つ以上の数を加えた値。     「和解・和合・平和・付和雷同」 
   (3)〔昔、中国や朝鮮で〕わが国を指して呼んだ言い方。
そして 別枠で、
[和](1)おだやか。のどか。「和気・温和・柔和」
   (2)〔音楽などの〕調子を合わせる。「和音・和声」
   (3)日本〔式の〕。「和歌・和紙・和服・和裁・和書・和菓子・和漢洋」
   (4)日本語。「和訳・和英・英和・漢和」  〔(3)は、倭とも書いた〕

 と違って、なんというサービスの良さなのか。
これというのも  の人望の高さゆえということかも知れない。

それなのに あぁそれなのに、歌山県が話題になるのは 事件を起こして
世間様の笑いものになる時 だけとは情けない。
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by rurou-no | 2006-12-02 13:00 | 言葉・本

 から始まる言葉  捜しても見つからない。
これは、迷宮入りするのか。

 の捜査は難航  極めた。
こんな体たらくではいけない。困った、コマッタ。
そうだ!こまったときは、新明解さんに聞いてみよう!

 1(格助) 2(終助) 3(接助)  をとこてん  をば  をや
たった、これだけしか載っていない。

 から始まる言葉って、とこてん しかないのかいな。
新明解はん、そりゃ あんまりやないか。頼りにしてたのにぃ。
漢文は あまり得意やなかったし、とこてん のことなんか書けまへん。
かんにんしておくれやっしゃ。

とうとう  の捜査は行き詰まってしまった。
あとは、「 探偵団」の登場 を 待つしかない。
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by rurou-no | 2006-11-30 15:48 | 言葉・本

連れ合いのブログで、目出度く いろは歌が完結した。
今度はこちらで 真似てみようと、単純な思いつきで いろはの「い」から。

「い」のつくことばを いろいろとかんがえてみたが いっぱいあって いつまでも
きまらず いらいらして いがいたくなった いきあたりばったりで いいかげんな
いちごんや いみのない いいまわしでは いけないとおもい いろどりよろしく 
いのいちばんには いろはうたの いいだしの 「いろ」 からはじめることにして 
いっけんらくちゃく めでたしめでたし。

小学校の図工の時に、色の三原色は あお あか きいろ と教えてもらった。
正しくは 藍(シアン) 紅(マゼンタ) 黄(イエロー) が、絵の具の三原色と
なっているそうだ。全部重ねると 黒くなる。
それとは別に、光の三原色があって 青(ブルー) 緑(グリーン) 赤(レッド) で、
俗に 「BGR」という言い方がされる。全部重ねると 白くなる。 

この BGR 3つのフィルターさえあれば 基本的にはどんな色でも作れる。
そうして、舞台照明の仕事を 長い間してきた。
「色」のおかげで おまんまが食べられたわけである。

その昔、「色」は 情人(恋人)や情事(恋愛)という意味でも使われていた。
仕事の現場では 色使いが得意であったのに、もう一つのほうの色には とんと
縁がなく不得手であったのが 残念でならない。
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by rurou-no | 2006-11-18 15:13 | 言葉・本

十七文字

たった、17の文字で世界を表現してしまう 俳句という形式を持つ 
日本文学の奥深さに 畏敬の念さえ覚える。

俳聖芭蕉の例を採るまでもなく、江戸時代の俳諧師は 隠密を疑われるほど、
実に多くの旅に出ている。全国どこへ行っても その足跡が残っており、まるで
俳諧師に追いかけられているかのごとく 至る所で句碑というものにぶち当たる。
旅先では 土地の人に出会い、旅をしている人に出会い、そして 時間を超えて 
かつて旅した人にも出会うのだ。

そんな旅の途中で、自由律俳句を知った。
     咳をしても一人  放哉    たった、9文字である。

ほどなく、漂泊の俳人 山頭火にはまる。
     分け入っても分け入っても青い山
     うしろすがたのしぐれてゆくか
     まっすぐな道でさみしい
     何を求める風の中ゆく
     捨てきれない荷物のおもさまえうしろ
     てふてふひらひらいらかをこえた
     さて、どちらへ行かう風が吹く

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by rurou-no | 2006-10-20 07:36 | 言葉・本

14番目の月

ユーミンの歌に 「14番目の月」 というタイトルの曲があるそうだ。
次の日から欠けていく 満月よりも、一夜前の14日目の月の方が
好きだという歌らしい。
まだ、聴いたことはない。

これは実に 古来からの東洋的な身体感に即した考え方である。
舞踊や武道の世界では、身体を伸ばしきらず 余裕を持った姿勢が
いいとされる。動く時は 円を描くようにゆっくりと。
シンメトリーよりも 七三を良しとする美意識だ。

一方で、完璧に出来上がったものよりも、どこか崩れている方が
魅力的に見える場合が多い。
足りないからこそ、欲する。足りないからこそ、満たそうとする。
人間心理の微妙なところでもある。

月の話に戻ろう。
14番目は「待宵」 そして「十五夜」「十六夜」「立待月」「居待月」
「臥待月」「更待月」 下弦から新月が「朔」 3日目が「三日月」
昔は 月を見れば日にちが判った。

足りなさ過ぎると 満たすことをハナから諦め
月を数えて暮らすしかないのか。
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by rurou-no | 2006-10-17 12:30 | 言葉・本

九鬼周造

哲学者
代表的な著作に 『「いき」の構造』 がある。
   #ようするに九鬼は、「江戸の鉄火」と「ヨーロッパの
     形而上学」と「京のはんなり」を、その土地からも
     その言葉からも吸い込んでいた。 (松岡正剛)

江戸時代の遊郭に身を置き、「媚態」「意気地」「諦め」から
「いき」=「粋」とは何かを明らかにしていく。

「粋」=上方では 「すい」
当時の新興都市で、先端文化の華が開いた江戸に対し
成熟した文化と経済に支えられた、難波の都大坂では
より洗練された、深い意味合いで使われていたようだ。

江戸の「いき」に憧れ、上方の「すい」を知る。
野暮な人間にだけはなるまいと、身を処してきた。
果たして どこまで行っているのか?
「粋」への道は遠い。
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by rurou-no | 2006-10-12 15:13 | 言葉・本

「第七官界彷徨」

尾崎翠という稀有な才能をもった作家の
小説を読んだ時、読書する快楽の
新しい扉が開いた。

それまでは 小説に限らず、文章を読むことは
まず、書かれている内容を理解し、想像を巡らせたり
そこに自らを投影させたりする作業であった。
ところがこの 「第七官界彷徨」 は そうした作業を
受け付けなかった。

なにやら 奇妙な面白さは、感覚器官を刺戟した。
いみじくも彼女自身が言う
「私はひとつ、人間の第七官にひびくやうな詩を
書いてやりませう。」
の罠に はまってしまった。

美術作品を前にしたときに そうしていたことを
本でも同じだと 気付かされた。
わかろうとしなくてもいい、感じればいい と。
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by rurou-no | 2006-10-07 13:28 | 言葉・本

一所不住

あれから、何年になるのか
長く住んだ土地を出る時、天から降りてきた言葉が
          「一所不住」だった。

ひとつの境地(ところ)に安住することなく、常に自らを高めるべく
諸国を巡る修行僧

まさか、そこまで立派な決意があったわけではない。
引越しを繰り返し
ふらりと旅に出ては、長く帰らず
そんなことばかりしてきた。

社会生活不適応の、能天気な風来坊
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by rurou-no | 2006-09-30 16:23 | 言葉・本


一瞬を、永遠に
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