一所不住



2006年 10月 29日 ( 1 )


入院生活 三題

その1 〔腕の穴〕
     ひとつ、またひとつと 腕に開けられた穴の数が増えていく。
     点滴のたびに針で刺されて 穴だらけになった左腕を見て考える。
     この穴が 体の通気孔であったなら、さぞや風通しが良くなったやろ と。
     皮膚呼吸がしやすくなったやろけど、過呼吸症にならへんかなぁ とか、
     アホなことばかり 思いつく。

その2 〔副作用〕
     昔から 薬の類は一切飲まない生活をしていた。
     それが急に ステロイドの点滴やら、4種類の薬の服用やらで 体が悲鳴を
     あげ出した。動悸、めまい、湿疹、高血圧、胃痛、頭痛、むかつき、疲労、等
     体調不良のオンパレード。

その3 〔夕焼け〕
     毎日、病院の10階にある食堂兼休憩室から 大阪市内のビルの谷間に
     沈む夕日を見るのが 日課になっていた。
     釣瓶落としの秋の日は、日一日と沈むビルを移りながら 足早に冬へ向かう。
     入り日を眺め、我が人生も落日に近づいているのか などと感傷に浸ったり
     するなんてことはなく、退屈をエンジョイしているから始末が悪い。
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by rurou-no | 2006-10-29 11:36 | 病気


一瞬を、永遠に
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