一所不住



イヴ・クライン の青

インターナショナル・クライン・ブルーイヴ・クライン は、1928年南フランスの地中海沿岸にあるニースで生まれた。18歳の時、秘密結社「薔薇十字団」に入会。
29歳の時、神秘的で非物質的な色として、インターナショナル・クライン・ブルー(I.K.B)を創り出した。そして34歳で急逝する。

私は仕事柄、色にはことのほか興味を持っており、中でも青系の70番台はよく使う色である。
色でおまんま食べさせてもらってる身としては、クライン・ブルーの本物を是非とも見てみたいと思うのは当然のこと。パリのポンピドー・センター内にある近代美術館にそれはあった。

ガシャガシャとうるさい音がする方へ歩いて行ったら、ジャン・ティンゲリー のオブジェがあり、その隣で、深い青色が眩いほどに存在を主張していた。そういえば、クラインとティンゲリーは同じ《ヌーヴォー・レアリスム》の仲間だった。

京都の烏丸通りに、その名も「ティンゲリー」という喫茶店があった。驚くなかれティンゲリー自身がデザインした店内には、オブジェは勿論のことテーブルやイスに至るまですべてがティンゲリーの作品であった。かといって特別高い珈琲を出しているわけではなかったのですごく徳をした気分になり、よく利用していた。

いつ行っても他にお客さんがいたためしがなく、不思議な店だった。
その京都の駅前にある、京都タワーをクライン・ブルーに染めてみたいという企画があった。
面白そうだからやってみましょうと、大まかな予算の見積もりを出したところで流れてしまった。

見えない青色を展示(画廊には何もなかった)する。大気を集める。火の軌跡を記録する。
人拓を採る。=人体測定。クラインのアイデアは、現代美術の先鞭をつけるものであった。
その中核をなすのは、青のモノクローム。宇宙の青色。
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by rurou-no | 2007-08-04 14:23 | 美術
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