一所不住



マース・カニングハム

「ポストモダンダンス」 の言葉とともに マース・カニングハム の存在を知ったのは1970年代
半ばの頃だったと思う。ダンスに興味を持ち始めていた当時、ジャズダンスやモダンダンスに
飽き足らなくなって、見付けたのがモダンダンスよりも新しいポストモダン。

まだ 「コンテンポラリーダンス」 という言い方は一般的ではなかった。
アメリカンダンスの世界で、ポストモダンダンスの生みの母ともいえるのが マーサ・グラハム
今でもコンテンポラリーダンスを目指すダンサーは、グラハム・テクニックを学んでいる。
カニングハムも、彼女のカンパニーでソリストとして踊っていたことがあった。

その少し前、シアトルのコーニッシュ芸術大学で舞踊と演劇を勉強していた時、ジョン・ケージ
と出会う。この2人の出会いが、20世紀後半から21世紀にかけてのダンス界に与えた影響は
計り知れない。類い稀な才能を持った者同士の幸運な出会いは、偶然であり必然であった。

カニングハムは 「チャンスオペレーション」 という偶然性の概念をダンスの創作に持ち込んだ。
この 「偶然性」 という概念は、ジョン・ケージの作曲する音楽でも提唱されている。
ジョン・ケージは、今や伝説となって語り伝えられる 「4分33秒」 の作曲者である。

1953年 マース・カニングハム・カンパニー を結成。
翌年の新作には、ジョン・ケージの音楽と、ロバート・ラウシェンバーグが美術で参加している。
カニングハムは新しい物好きで、コンピューター・テクノロジーも率先して取り入れた。
ジャスパー・ジョーンズ フランク・ステラ アンディ・ウォーホル などアーティストたちとの
共同作業にも積極的だった。

日本人アーティストでは、彫刻家のイサム・ノグチ コムデギャルソンの川久保玲 音楽家の
小杉武久がいる。小杉さんのことは、また改めて。
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by rurou-no | 2007-05-12 14:26 | 演劇・ダンス
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