一所不住



ざじずぜぞ の恐怖

小さな大島には三つの集落があり、生まれ育った樫野では 節分に豆まきならぬ
餅まきをする。その年の厄年に当たる人たちが 神社でご祈祷をしてもらったあと、
厄払いのため餅をまいて振舞うのである。
ちなみに須江では、豆まきは大晦日の夜にやるそうだ。風習というのは面白い。

前置きが長くなったが、「ざじずぜぞ の恐怖」 だ。
節分の餅まきで拾ってきた餅を 昨日ぜんざいにして食べた。

和歌山で生を享けた者は その生まれた年代に関わらず、性差に関係なく、避けて
通れない宿命とでも云うべきものを背負っている。
大志を抱き、故郷を後にした途端その問題に直面し、その後の人生の大半は出生の
秘密を隠して 背中を丸め目立たぬように生きていかねばならない。

「お汁粉」と言えばいいのに、「善哉」と言おうとすると 「ぜんざい」でなく「でんだい」に
なってしまう。そう、「ざじずぜぞ」が言えないのだ。

存在 座禅 犯罪 柘榴 斬新 税制 舌戦 絶対 全然 継続 想像 増大 俗人 属国
しばしばパソコンがうまく漢字に変換してくれないから、嘲笑されているみたいで悔しい。

ぞんざいな物言いをしようにも、どんだいではエラソーじゃなく、恰好がつかないのである。
哀しいかな なんだかお人好しに見えてしまう。
和歌山県人の発音が多少おかしくても、ゆめゆめ哄笑などせぬように存じ申す。 
by rurou-no | 2007-02-05 15:03 | 言葉・本
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