一所不住



十七文字

たった、17の文字で世界を表現してしまう 俳句という形式を持つ 
日本文学の奥深さに 畏敬の念さえ覚える。

俳聖芭蕉の例を採るまでもなく、江戸時代の俳諧師は 隠密を疑われるほど、
実に多くの旅に出ている。全国どこへ行っても その足跡が残っており、まるで
俳諧師に追いかけられているかのごとく 至る所で句碑というものにぶち当たる。
旅先では 土地の人に出会い、旅をしている人に出会い、そして 時間を超えて 
かつて旅した人にも出会うのだ。

そんな旅の途中で、自由律俳句を知った。
     咳をしても一人  放哉    たった、9文字である。

ほどなく、漂泊の俳人 山頭火にはまる。
     分け入っても分け入っても青い山
     うしろすがたのしぐれてゆくか
     まっすぐな道でさみしい
     何を求める風の中ゆく
     捨てきれない荷物のおもさまえうしろ
     てふてふひらひらいらかをこえた
     さて、どちらへ行かう風が吹く

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by rurou-no | 2006-10-20 07:36 | 言葉・本
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一瞬を、永遠に
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