一所不住



道行けばZACOが手招き通い詰め

春一番が大暴れしている。昨夜降り出した雨は上がったものの、大型台風並みの強風が尋常じゃなく吹いているので、雨戸を開けられない。
陋屋のわが家は一晩中風に揺すられ、いつ吹き飛ばされるかと心配で、まんじりともせず朝を迎えた。明るくなって、まだ家の形を保っているのを見て安心した。

1月、2月と列島は、大雪、豪雪に襲われ、道路で立ち往生する車や孤立する集落のニュースが続いた。列島の西南、太平洋側を除く、ほとんどの地域で大量の雪が積もり、日常生活に支障をきたす事態となった。
本州最南端は雪こそなけれど、例年になく寒い冬に身が震えっぱなしだった。

そして3月、突然春がやってきた。今日は高校の卒業式のはずだが、電車が止まっているみたいで毎朝出会う高校生の姿が見えない。晴れの門出の日に、どうなるんやろ。

表題は、昨日の新聞の読者投稿欄「ひととき」にあった記事から思いついた。
勝手に引用=<京都大学の近くの百万遍にあった喫茶店「ZACO」が1月に閉店した。こんな日がいつか来るとは思っていたが、現実になると本当にさみしい。店は、1975年ごろにマスターとママのご夫婦が始めた。ブルースなどの音楽を聴くことができ、万城目学さんの小説「鴨川ホルモー」にも登場する。(中略)時の流れは、優しくも、時に残酷で、当たり前にあったものが突然なくなってしまう。年を重ねるとは、そんなことの繰り返しなのだが、やはりうろたえる。お世話になったマスターとママにお礼が言いたくて今月上旬、電話をかけた。変わらぬ優しい声をきくと、涙があふれた。「今までありがとう」と言うだけで精いっぱいだった。>

八尾市のかすみさん同様、ある時期毎日のように通い詰めた一人がここにもいる。
再訪してお礼を言うこともできない薄情な奴で申し訳ない。
これまで出会い、お世話になった人たちのおかげで、自分という人間が形成できたのに、何のお返しもできないで不義理をしているのが心苦しい。この程度の器の小さい人間にしかなれなかった。

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by rurou-no | 2018-03-01 10:08
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一瞬を、永遠に
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