もしかして初めてかもしれない。プロ野球日本シリーズが始まり、全試合をテレビで観戦している。こんなことって、やっぱり初めてや。
ふだんはテレビで野球中継を見る習慣はないし、贔屓球団はあっても試合結果を翌日の新聞で確かめるだけ。数少ない情報から試合内容を想像して楽しむ程度のファンである。あんまり大きな声で野球ファンとは言えない。
それでもテレビのスイッチを入れたのは、連れ合いが古くからのカープファンであることに加えて、超人大谷選手のプレーを見たいという、よこしまな思いもあった。
それに野村監督時代のカープは好きだったし(森保監督のサンフレッチェが好きなのと同じように)、緒方監督になってからも心情的に肩入れしていた(パはホークス、セはカープと)。
連日4時間の長丁場である。息詰まる熱戦に定位置から動けないまま、(尻に生えだした根を育てながら)カープの応援をしている。
それにしても、テレビを見るのは疲れる。これが球場で観戦していると、球場全体を楽しめて時間もあっという間に過ぎていくものだけど、テレビの画面を通してだと時間もさることながら、からだに負担が大きいような気がする。
さらに長時間視聴の弊害で、目がおかしな具合になってきた。
新聞や本を読んでいても、うまく活字を拾えない。パソコンはとっくにあきらめている(こんなん書いていても)。
目の衰えは今に始まったことではないから気にしない。あと2試合、カープの日本一を見届けるまでテレビの前に居座るで。
「ハイ・レッド・センター」で最後まで存命していた中西夏之さんが23日、脳梗塞で亡くなったそうだ。81歳。
浪曲師の二代目春野百合子さんも25日、亡くなった。89歳。
従軍の経験から戦争を批判した三笠宮も27日に。100歳。