カレンダーを見ると、明日から赤い数字が4つ並んでいる。いったい何の日かわからないので確かめたところ、3日「憲法記念日」、4日「みどりの日」、5日「こどもの日」、6日「振替休日」となっていた。3日と5日の祝日は知っているが、「みどりの日」や「振替休日」っていったい何やねん?
人並みに休みをとれる仕事をしてこなかったから、さっぱりわけわからんとぼやきたくもなる。
明日は「憲法記念日」かぁと改めて認識したところで、今回のタイトル。
「非国民」なんて大層なことばを持ち出したと言うなかれ。自民党や維新(王政復古党)などが改憲手続きを緩和しようと動き出している。その自民党が発表した「改憲草案」が通れば、小生なんぞはたちまち「非国民」呼ばわりされてしまいかねないのだ。
そもそもコイツらは憲法がどういうものか、初歩的なことすら解っていない。無知にもほどがある。テメエらには憲法を語る資格はないことを知れ。なにが「草案」だ、バカタレめ。
憲法というのは、こんな馬鹿な連中が調子に乗って暴走しないための定めなのだ。公権力の横暴を規制し、国民の人権を保障する最後の砦だ。それが国際基準といえる「立憲主義」の目的である。だからこそ、簡単に変えられないようになっている。
自民案は、この「立憲主義」を頭から否定し、国民は国家に奉仕する義務が課せられている。
基本的人権はないがしろにされ、表現の自由もなくなる。個人の尊厳は奪われるのだ。
そして徴兵制を布き、戦争(人間同士の殺し合い)をする国になろうとしている。これが奴等のいう「普通」の国だ。国家権力の権限が強調され、そこには個人の意思はない。
これらを受け入れず、お上に逆らう者は「非国民」のレッテルが貼られて、袋叩きにあうだろう。
決して大袈裟でなく、すでにネット空間ではそうなっているのは、誰もが知るところ。
自由を愛し、自己表現を求め、人殺しをしたくもさせたくもない者は、それなりの覚悟がいるぞ。
あろうことか、マスコミが一斉に右へ倣えで現政権を支持する論調になってきた。危惧したとおりの戦前体制だ。歴史は繰り返す習いなら、「非国民」の歴史も繰り返そうではないか。
不肖このジジイ、残り人生短いとはいえ「非国民」の罵詈雑言を受ける準備はできている。