一所不住



ルスチュウハ ハイルベカラズ ナニモノモ

まずは、失敗談から。10日の出来事。前日、実家で庭の草刈り中に草刈り機の刃を草に隠れて落ちていた金物に当ててしまい、刃の部分が外れそうになった。その場で応急処置的に締め直したが、やはりすぐに緩んでしまうので作業は中断。

翌日、刃を全部ばらして改めて付け直し、これで万全とばかりに勇んで草刈りを続行しようとしたところ、蔓草に足をとられて前のめりに倒れてしまった。草刈り機を持つ両手ともに塞がっていた上に、危険回避のため草刈り機はなるべくからだから離さなければならない。必然的に顔から地面と衝突する図となった。

痛さより前に、顔から倒れるとこんな風になるんやな、と、その滑稽さに笑えてきた。幸いにしてぶつかったのが土と草だったので、顔と左肩の軽い打撲と擦り傷程度で済んだ。ただ、太ももから膝にかけて倒れたところに、剪定したカイヅカイブキの棘が落ちていたのが災いし、ズボンに刺さった棘を抜くのに手間どった。夜、風呂場で確認したら棘が刺さった痕が数多あり、傷としてはこっちのほうがひどい状態だった。

めったにないトホホな体験に気を取り直し草刈りを始めて間もなく、草の中に産卵している雉の卵を見つけた。辺りに親鳥の姿は見えず、どうしたものかと思案したものの、とりあえず卵の周りを残して、草を刈った。

次の日、卵の様子を確かめようとしたら、すでに親鳥が抱卵中。目が合うとキッと睨まれたような気がした。以前見かけた雄鳥は煌びやかな羽で存在をアピールしていたが、雌鳥は地味で周辺の草に紛れて一体化している。母性が強いとか、じっとしたままなかなか動かない。

毎日観察していると、少しずつ向きを変えながらも、雨が降ろうが風が吹こうが抱卵を怠けない。さて雛が孵るのか、このまま観察を続けてみよう。

表題を書いてから思い直すと、最初卵を見つけた時親鳥の姿が見えなかったのは、どこかへ行っていたというよりも、草刈りから避難していただけなのかもしれない。
ま、しりとりは「る」からなので、「ルスチュウ」はそのままに。
抱卵中の姿は、なわばりには近づくな、との強い意思を感じた。

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# by rurou-no | 2018-04-19 10:10

手仕事を奪いロボット服を着る

このあいだテレビのニュースを見てたら、ロボットが服を着て、質問に応えたり、案内をしたりして、人と会話をしていた。時代はここまで来ているのか、と、田舎で暮らす身には、違う世界に生きているような不思議な気持ちになった。

わたしたちが生活する上で必要な物を作り出す手仕事は、産業革命によって工場の機械に取って代わられた。その後、科学技術の進歩で機械が頭脳を持つようになり、人間の専売特許だと思っていた「考える」ことまで、ロボットが肩代わりする時代を迎えた。

件の服を着ているロボットの映像は、服を着せられた犬ほども違和感がなかった。
巷に服を着たロボットが増えても、すぐに慣れてしまいそうで、いささか怖ろしい。
もっとも、社会の動きから置いてけぼりをくったような今の暮らしをしている限り、接触の機会もなく、取り残された感を抱いたまま、残り少ない時間を生きていくと思う。

ロボットとは別の意味で、夢の世界を現実にしたのが、MLBでの大谷翔平選手の活躍だ。3月29日、メジャー初打席初球初安打に始まり、4月1日、初登板初勝利、3日、本拠地初打席初本塁打、続いて4日、6日と3試合連続本塁打、さらに8日の本拠地初登板で7回無失点12奪三振、開幕2勝目を挙げた。ここまで打率4割6分2厘、3本塁打、7打点と、投打に才能を発揮し、週間MVPにも選ばれた。
これから、研究されたあとの成績が、超一流を証明する試金石となろう。

17歳の池江璃花子選手にも驚いた。3日~8日に行われた水泳日本選手権で、6回も日本新記録を出した。泳ぐたびに速くなっていく。彼女も夢の世界を現実にした一人である。今の若い子らは、いとも簡単にすごいことをやってのける。
大谷選手も池江選手も才色兼備、天は一人に二物も三物も与えるのだ。

一方、相変わらずの相撲協会。6日、舞鶴場所において、土俵上で挨拶中に倒れた市長の救命処置をしていた看護師に対し、「女性は土俵から降りてください」とアナウンスした行司、「気が動転していた」とのことだが、常に冷静に勝負を裁く仕事にありながら、この言い訳はお粗末だ。人命と職場のしきたりとの優先順位を間違ってはいけない。協会はこの機会に、土俵上の「女人禁制」について議論すべきではないか。

9日、サッカー日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督が、突如として解任(7日付)された。後任は西野朗協会技術委員長。W杯2ヶ月前になって大丈夫かいな。

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# by rurou-no | 2018-04-12 10:53

やわらかき光のどけし幼(おさな)の手

幼稚園の春休みを利用して、連れ合いの姪の子が遊びに来た。
表題は、彼女を抱き上げた時の至福を思い出して。柔かな肌、幼児の体温の心地良さ、無防備にしがみついてくる勢い、のどかな春の光の中で存在を預けられた幸福感は、何物にも代え難い。

それが当たり前になっているのかどうか、小学校へ上る前からひらがなが読めるし、数字もわかるというから驚きだ。子どもの成長は早い。
連れ合いは一緒に遊んだり、毎晩風呂に入れたり、大変な1週間だったと思う。

大相撲春場所は、横綱鶴竜が優勝した。世間を賑わす土俵外の騒動は収まらず、無断欠勤と場所中の弟子の暴行事件により貴乃花親方は平年寄へ降格、八角理事長は再選という現体制の維持で、この危機を乗り切ろうとしているようだ。
理事長の交代くらいの刷新をしてほしかったが、問題を曖昧に済ませないよう願う。

3月15日付朝日新聞の一面に、「関電大飯原発3号機再稼働」と「対トルコ原発輸出建設事業費が倍に」の記事が並んで載っていた。
福島第一原発の事故から7年、事故は過去の出来事ではなく現在進行形である。いつ収束するかの見通しすら立っていない。数万人の避難民が元の家に戻ることすらできないままである。

だのに、これで6基目の原発再稼働となった。電気は足りているし、「安全神話」は崩れた。さらに原発の電気は安いというのも、まやかしだった。
危険な上、採算が取れないから、原発を止めるのが世界の潮流になってきた。
さらに、原発が地域経済に貢献するというのも「神話」だったことが明らかになった。

化石燃料のみで、「資源のない国」イメージを流布させ、原発を基幹の発電方法だと固執する政府の姿勢は、果たして責任ある政策と言えるのか。
今や発電コストも、再生可能エネルギーの方が安いというのが、常識になりつつある。
エネルギー政策でも、原子力村の井の中の蛙は置いてけぼりをくってしまった。

いつまでこんなことを続けてるつもりなんやろ。

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# by rurou-no | 2018-04-05 10:37

雉(きじ)鳴きて番(つが)い恋しや野遊びや

少し前、連れ合いが禿頭爺の実家の庭先で雉を見たこと、鳴声が「コッコッコー」だったことを話してくれたが、2日前に実家へ向かう途中の道路際、草むらで虫を啄んでいる雉を見かけたのが表題となった。
車を運転中だったのでチラッと見ただけだったけど、赤い顔と美しい緑色の羽が鮮やかで、紛れもなく子どものころから馴染んでいる鳥の姿だった。

昨日は「春三番」ともいえる大嵐に翻弄された。もちろん傘などさせようもなく、母屋と離れの行き来さえままならず、雨に濡れるのは避けられない。
部屋から見える木々のしなり具合は今までにない激しい揺れで、風という怪物が森の中で暴れているみたいだ。外に出たら何度か体が飛ばされそうになった。

気になったのは北見市の天気、オリンピックで銅メダルを獲得したLS北見のパレードがあったからだ。吹雪だったりしたら気の毒やなぁと心配してたが、確かめてみたら快晴(氷点下の気温は想定内)で何よりだった。
北見市に住む友人も出かけたらしく、ブログに「いや~!生カー娘を見られていかったいかった」と7枚の写真入りで記事をアップしていた。商店街に1万2千人も集まり、熱気がすごくてあまり寒さを感じなかったそうだ。

前回取りあげた公文書改ざん問題は、デンデンとミゾーユーの2人は事の重大さが理解できないらしく、まだ言い逃れをしている。責任者として即刻辞任に値することやで。こんなんが権力者で大きな顔をしている国とは、いったいなんなんや。

一方で戦前回帰が現場で始まっていると明らかになったのが、一自民党議員が文科省に指示して中学校の授業内容の検閲をしていた問題だ。特高のつもりか。
そもそもこの党は民主主義を敵視し、個人の自由を制限して国家へ奉仕させようと目論んでいる。子どもたちの頭の中まで統制しようとする企みが教育への圧力である。
どう考えても、独裁政権が続くことになった中国やロシア、或いは何かと話題の北朝鮮の体制を真似しようとしてるとしか思えない。

こんな党を支持する国民がいるのも、なんだか自虐的だというか、理解の外だ。
国会の質疑応答でも、この党の議員の質の低さは目に余る。誰が選んだのや、と問いたいくらい物事を知らなさすぎる頭の悪いのばかりである。
それゆえか官僚どもも壊れてきていて、間違ったデータを平気で出したりする。
件の公文書の改竄なんて以ての外だ。

やれやれ、またぼやきが始まってしまった。せめて明るいニュースで締めたい。
サッカー女子代表にシアトル・レインの川澄奈穂美選手が復帰した。
彼女の驚異的な運動量は若手の手本となり、「精神的支柱」にもなるだろう。

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# by rurou-no | 2018-03-22 11:34

末期的この期に及び悪あがき

昨年の2月下旬から始まった「森友学園問題」は、1年以上も国民を欺き、とうとう公文書の改ざんが白日の下に晒される事態となった。
真相は当初から自明のことで、嘘に嘘を重ね、犯罪行為である国会での偽証を繰り返し、いたずらに時間だけを浪費した。

禿頭爺の見立てでは、昨年中に内閣は崩壊していたはずだが、国会で追及すべき野党の不甲斐なさと、権力犯罪に立ち向かうべき検察の弱腰が傲慢内閣をのさばらせ、選挙で与党に投票した国民も、米国や大企業の顔色ばかりうかがって国民を苦しめる政権の延命に一役買った。

この「公文書の改ざん」は、贈収賄による汚職事件などよりずっと罪深いものである。知る権利が奪われて、社会の根幹を成す民主主義が成り立たなくなってしまう。
どのような手続きを経て物事が決められたのか、国の行く末を左右したのか、常に検証できるようにするため、公的な記録を残す必要がある。

それが勝手に都合よく書き換えられていたら、行政が信用できなくなる。「モリがそうならカケもそうやろ」とは誰しも思う。多分、間違いない。今回明るみにでた文書も、核心の部分は隠されたままであることも。
そして、多くの公文書が闇に葬られるだろうことが想定される。

デンデン大臣は、言葉を蔑ろにしたり侮ったりするのは、折り紙付きである。我田引水の解釈をする、まったく逆の意味で使う、平気で嘘を言う、を得意とする。
薄っぺらな人間だとバレてるのにも気付かず、偉そうに体面を保とうとするミゾーユー大臣といいコンビだ。2人とも末期症状が表れている。
書いていて腹が立ってきたからこれまで。

訃報(15日付朝日)=〔「車いすの物理学者」として知られる英国の宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士が14日、死去した。76歳だった。宇宙の始まりなどについて先進的な理論を示し、現代宇宙論に大きな影響を与えた。(略)1942年生まれ。英オックスフォード大とケンブリッジ大大学院で物理学や宇宙論を専攻した。21歳で、体の筋肉が動きにくくなる難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と診断され、以降は車いすの生活を余儀なくされた。20代で発表した「特異点定理」は、宇宙の始まりには一般相対論が破綻する点があると指摘し、宇宙の成り立ちを理解するには相対論と量子論を融合させる必要があることを示した。〕

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# by rurou-no | 2018-03-15 10:11

目覚ましの代わりやくさめ続けさま

先週に引き続き、春の嵐がやってきた。昨日、今日と凄まじい荒れ様である。「春二番」とでも言うのか。今週の風は冷え冷えとして、体調が頗る悪い。
例によって強い風は大量の花粉を運んでくる。
風が吹けば「桶屋」ならぬ「紙屋」が儲かることになっている。鼻をかむティッシュペーパーが、見る間にごみ箱を占領するという按配である。

前にも書いたが、禿頭爺は昔から目覚まし時計を使う習慣はなく、連れ合いは携帯電話の目覚ましをマナーモードで使っている。早起き爺は設定時間より早く目覚めることが多く、(マナーモードの音は聞こえないけど)携帯が光るのを見て時間を知る。
今朝は5時すぎに目覚めて目覚ましを待っている間に、大きなくしゃみが5回連続で出た。それが、今回の表題。

どういうわけか、くしゃみは1回で済むことはまれで、続けて4~5回出る。時には6回以上続くことがあり、呼吸困難でゼェゼェとなる。
花粉症との付き合いも長く、くしゃみの連発は年中だから、ほかにもアレルギーがあるようだ。これが自分だと受け入れて、おもいきりくさめくさめとくしゃみする。

5日付朝日歌壇に、《きさらぎの十日夕刊一面で和服に笑ふ石牟礼道子》(東京都・荒井整)があった。夕刊のない当地で11日付新聞一面に載った写真であろう。
訃報記事を引用=〔水俣病患者の苦しみに寄り添って家族らの闘いを支援し、小説「苦海浄土」などで被害の実態を広く詳細に伝え続けた作家の石牟礼道子(いしむれ・みちこ)さんが、10日午前3時14分、パーキンソン病による急性増悪のため熊本市の介護施設で死去した。90歳だった。〕

〔水俣病の被害に接し、68年「水俣病対策市民会議」の設立に加わる。「(患者さんの)体験を忘れちゃならん」「患者さんの一生懸命語る言葉を耳に入れておかないといけない」と執筆を決意。患者らがチッソに損害賠償を求め、熊本地裁に訴えた69年、「苦海浄土 わが水俣病」を出版。(略)「苦海浄土」第3部「天の魚」や「椿の海の記」「流民の都」でも、食を中心に庶民の暮らしぶりをこまやかに描くことで、近代化によって真に豊かな世界が奪われてゆくことへの警鐘を鳴らし続けた。〕

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# by rurou-no | 2018-03-08 10:18

道行けばZACOが手招き通い詰め

春一番が大暴れしている。昨夜降り出した雨は上がったものの、大型台風並みの強風が尋常じゃなく吹いているので、雨戸を開けられない。
陋屋のわが家は一晩中風に揺すられ、いつ吹き飛ばされるかと心配で、まんじりともせず朝を迎えた。明るくなって、まだ家の形を保っているのを見て安心した。

1月、2月と列島は、大雪、豪雪に襲われ、道路で立ち往生する車や孤立する集落のニュースが続いた。列島の西南、太平洋側を除く、ほとんどの地域で大量の雪が積もり、日常生活に支障をきたす事態となった。
本州最南端は雪こそなけれど、例年になく寒い冬に身が震えっぱなしだった。

そして3月、突然春がやってきた。今日は高校の卒業式のはずだが、電車が止まっているみたいで毎朝出会う高校生の姿が見えない。晴れの門出の日に、どうなるんやろ。

表題は、昨日の新聞の読者投稿欄「ひととき」にあった記事から思いついた。
勝手に引用=<京都大学の近くの百万遍にあった喫茶店「ZACO」が1月に閉店した。こんな日がいつか来るとは思っていたが、現実になると本当にさみしい。店は、1975年ごろにマスターとママのご夫婦が始めた。ブルースなどの音楽を聴くことができ、万城目学さんの小説「鴨川ホルモー」にも登場する。(中略)時の流れは、優しくも、時に残酷で、当たり前にあったものが突然なくなってしまう。年を重ねるとは、そんなことの繰り返しなのだが、やはりうろたえる。お世話になったマスターとママにお礼が言いたくて今月上旬、電話をかけた。変わらぬ優しい声をきくと、涙があふれた。「今までありがとう」と言うだけで精いっぱいだった。>

八尾市のかすみさん同様、ある時期毎日のように通い詰めた一人がここにもいる。
再訪してお礼を言うこともできない薄情な奴で申し訳ない。
これまで出会い、お世話になった人たちのおかげで、自分という人間が形成できたのに、何のお返しもできないで不義理をしているのが心苦しい。この程度の器の小さい人間にしかなれなかった。

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# by rurou-no | 2018-03-01 10:08

「玲瓏」を座右の銘に棋士睨み

「れ」から始まる言葉で「玲瓏」は、前に相撲呼出し重夫さんの美声について書いたときに表題として使ったが、今回は先日(17日)中学生棋士藤井聡太六段と対戦して敗れた、羽生永世七冠が座右の銘にしているというので、十七文字に拝借した。

まずは訃報から。〔戦後日本を代表する俳人で、俳句の可能性を大きく広げた朝日俳壇選者の金子兜太(かねこ・とうた)さんが20日、急性呼吸促拍症候群で死去した。98歳だった。埼玉県生まれ。旧制水戸高校で作句を始め、「寒雷」主宰の加藤楸邨に師事した。東京帝国大経済学部を卒業後、日本銀行入行。海軍士官として南洋トラック島で終戦を迎え、後に復職した。戦後は社会的な題材を詠む「社会性俳句」に取り組み、前衛俳句運動の中心に。戦後の俳句運動の旗振り役であり続けた。

季語の重要性は認めつつ、季語のない無季の句も積極的に詠み、時に有季定型の伝統派と激しい論戦を繰り広げた。俳句をより多くの人に開こうと「お~いお茶 新俳句大賞」など軽くカジュアルな新潮流も楽しんだ。
飢えや爆撃で部下を死なせた悲惨な経験から反戦の思いは強く、社会的な発言にも積極的だった。(後略)〕=22日付朝日新聞

ちょうど1ヵ月前から、否応なく生活のリズムを変えざるを得なくなった。
初めの内は一日の大半をそのことに費やしていたが、やっと落ち着いて週末の2日間を除けば、平日は2~3時間ほど当てればなんとかなるようになった。
連れ合いも巻き込んでのことで、日々追われているような感じではある。

20日、青森の米軍三沢基地を離陸したF16戦闘機がエンジン付近の出火により、燃料タンク2本を小川原湖へ投棄したという。シジミ漁の漁船が操業中だった。
沖縄では米軍の事故が相次いでおり、今や北朝鮮のミサイルよりも米軍機のリスクの方が現実的な問題になっている。
今月5日には、佐賀県で自衛隊ヘリが民家へ墜落事故を起こしているし。

こうした事故に限らず、国民のことを考えない政権を続けさせている弊害が、これからじわじわと表面化してくるのは間違いない。

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# by rurou-no | 2018-02-22 10:06

食うものにからだとこころ整われ

先週水曜日から今週月曜日にかけて「最強の寒波」がやってきて、列島は大混乱だった。とりわけ、記録的な大雪に右往左往させられたところが多かったようだ。
本州最南端では雪こそ降らないまでも、冷え込みの厳しさは寒さに慣れない体を竦ませる。ここにきて春の陽気に、やっと体がほどけてきたところである。
来週は「強烈な寒波」だという。う~ん、困ったもんやで。

16日、たまたまこの週末に読んだ、門井慶喜『銀河鉄道の父』が直木賞を受賞した。
宮沢賢治の父、政次郎の視点から賢治を描いた小説で、読み始めてすぐ「おっ、これは面白い」と思わせられる、韻律のある文章に取り込まれてしまった。
この感覚は、中島京子『イトウの恋』を思い出した。まったく関連はないけど。

賢治に振り回されながら、親として子を捨置けない政次郎。本になった賢治の詩を、夜っぴて何度も何度も繰り返し読む政次郎。あらためて、詩はこんな風に読むものなんや、と政次郎の思いの深さに感じ入った。

次に読んだのは、秋山龍三『「食事」を正せば、病気、不調知らずのからだになれる』という長いタイトルの本。身を縮めて炬燵に潜り込んでいたとき、たまたま手近にあった本を開いたら、最後まで読んでしまった。自然食養学を提唱する著者の、体験に基づく自然食への誘い。サブタイトルは『ふるさと村のからだを整える「食養術」』。

禿頭爺も若いころ、自然食の勉強をして少しだけ実践もしてみたことがあったので、どれもこれも納得の内容だ。献立は食指をそそるものばかりで、結局は原体験としてある田舎の食生活に近いおかずが並び、その美味しさを知っているからやろな。
あの頃(昭和30年代)は玄米は食べてなかったが、副菜は手作りが当たり前でほとんど自給自足だったし、豊富に獲れた魚だけは(今考えると)超豪華な食卓だった。
本の中にあった「今食べるものが、20年後の体をつくる」から、今回の表題とした。

昨日17日は、23年目の1.17だった。毎日玄米を炊いていた圧力鍋があの地震で潰れてしまい、それから自然食実践の真似事もおざなりになってしまった。

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# by rurou-no | 2018-01-18 10:00

瓶の中海原ありて船の行く

日曜日の昼下がり、望楼の芝の近くにある夕日スポットを通りかかったら、一人の女性が海の方へスマホのカメラを向けていた。夕日までにはまだ少し時間があるのに、と思ってカメラの先を見ると、柵の杭の上にペットボトルが置いてあった。
あぁそうか、と頭の中でユーミンの『海を見ていた午後』の曲が流れる。♪ソーダ水の中を貨物船がとおる~♪ あれやな、と腑に落ちた。

その時のことを思い出して表題ができた。ペットボトル越しに見える海は貨物船の航路に当たっているみたいで、頻繁に大型船が行き交っている。かの女性はユーミンの歌の再現を試みたのかどうか、勝手に想像を膨らませるのは歩く者の自由である。

一緒に歩いていた連れ合いは貨物船の方を見ていたらしく、「船員さんらは正月も船の上やったんかな」ともらした。「そやろな」と応えた禿頭爺の頭の中は、ユーミンから昔見た映画『ポセイドン・アドベンチャー』に切り替わる。

豪華客船ポセイドン号が大晦日の夜、年越しのカウントダウン、新年となって『オールド・ラング・サイン』(『蛍の光』の原曲)の大合唱で祝っている最中、海底大地震による津波で船が転覆する。
映画のシーンが甦った。この映画のことは前にもこの欄で書いたから、ここまで。

貨物船にもどる。航海中の年越しは盛大に祝うのやろか、近ごろは日本籍の船でも外国人の船員が多いと聞くし、外国籍の船は猶更で、そうなると新年よりもクリスマスの方が盛り上がるのやろか、などとあれこれ考えながら歩く。
歩いているときは頭も活発になるので、余計な事ばかり考える癖がついてしまった。

この一週間は本棚にある本を3冊続けて読んだ。野崎六助『幻視するバリケード』、北方謙三『あれは幻の旗だったのか』、若一光司『漂う光に』。特に意識したわけでもないのに偶然3冊とも1984年刊だった。
「探している」初夢のあとも、芝居をしてる夢とか、古い劇場を歩き回っている夢を見た。あの時代は若さに任せて何事も夢中やった。かけがえのない時間やったんやろな。

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# by rurou-no | 2018-01-11 10:53


一瞬を、永遠に
S M T W T F S
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