3日午前3時(日本時間)キックオフの決勝トーナメント1回戦、日本代表はベルギー代表と対戦し、2点先取したがすぐに同点とされ、後半の追加時間49分に相手のカウンター攻撃で逆転負けを喫した。
サッカーワールドカップは16強が出揃い、決勝トーナメントが始まった。
すでにスーパースター、メッシが率いるアルゼンチンと、ロナルドのポルトガルは敗退した。サッカーは11人、ベンチも入れると23人でやるチームスポーツだから、いかに超人メッシといえども思うに任せられない。ロナルドも同様である。同時代の偉大なプレーヤー2人のワールドカップは終わった。
前評判の芳しくなかった日本代表は、1次リーグ対コロンビア2対1、対セネガル2対2、対ポーランド0対1、1勝1敗1分となり、勝ち点でコロンビア、セネガルと並び、得失点差でもセネガルと同じ、結局フェアープレーポイント(ファウルが少ない)で辛うじて勝ち上がった。
ポーランド戦では終了前10分を時間消費に終始し、敢えて負けるという賭けに出たのは批判も出たが、前2試合で得た権利の行使を選択した。
ともあれ、初戦コロンビア戦のピッチに立ったのは、ええかげんなサッカーファンである禿頭爺が頭に描いていたメンバーと奇しくも同じだった。ギリギリまで決まらなかったが、やはりこれが最強の11人だったということだ。
ただ初戦で凡ミスをしたGKは、2戦目、ないしは3戦目で代えるべきだったのでは。結局毎試合安易なミスで相手に得点を与えた。最後まで使った監督の信頼が厚かったということだろう。世界とのレベルの差を痛感させられた。
今大会の4試合、ポーランド戦を除いて3試合は見応えのある試合で面白かった。選手全員がそれぞれの役割を十二分に発揮した。全力で走り切り闘志をぶつけ合った対戦相手の選手共々、好プレーの連続はさすが選び抜かれた者ならではの一級品だった。
直前の監督交代でどうなるかと心配したが、トップダウンで監督の戦術を押し付けられ自由を与えられなかったチームが、選手同士話し合いをさせてボトムアップの戦術で力を引き出した西野監督のやり方で甦った。各方面から散々叩かれたことが、選手の負けん気に火をつけたともいえる。それでも壁は高かった。
と、世の中は大変なことが次から次と起っているのに、サッカーにうつつをぬかしているわけではないけど、今回はサッカーの記事だけ。
活発な梅雨前線の活動で、列島各地が記録的な大雨となって土砂災害や洪水に厳戒中。
ワールドカップは今日から準々決勝が始まる。最後まで目が離せない。