一所不住



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三日月の淡き香運ぶ野天食

毎夜歩く道筋で必ず通るのが、本州最南端の(戦時中海軍施設があった)「望楼の芝」に隣接する周遊道路。約10万平方メートルといわれる大芝生が広がっている。
その一部がキャンプ場となっており、ゴールデンウイークや夏休みともなれば、芝生の半分位までテント群が占領する。(この時期は主にファミリーキャンプ)

例年なら連休が終われば、週末ごとに指定の場所へテントが何張か並ぶ寂しいキャンプ場だが、今年は少し異変があった。平日でもテントの数が減らないのだ。
時間に余裕があるのはわかる。経済方面はどうなんやろ?余裕があるから平日でも遊んでいられるのか、それともないから居続けているのか。直接聞くしかないけど、それほど深刻な疑問やないのでほっとこう。

グループで、あるいは単独で、銘々が夜の時間を楽しんでいるのを横目に歩く。キャンプ場で知らない者同士が集まって食事や団欒するのは旅の悦びである。また1人で夜の風に吹かれるのは何物にも代えがたい時間だ。

ひょっこり地元の爺さんが声をかけようものなら、大歓迎してくれるのは知っているが、生憎こちとらは耳に問題があって話が弾まないし、下戸のため酒の付き合いもできないから、そのまま通り過ぎるだけ。
見上げれば、三日月に薄く雲がかかって、風情あるキャンプ場を演出していた。

月曜日、今季限りで引退表明したゴルフの宮里藍さんの記者会見が気になったので、久しぶりにNHKニュースにチャンネルを合わせたところ、延々と北の国のとっちゃん坊やのおもちゃを紹介していた。ミサイルの名前や性能とともに何度も同じ打ち上げ映像を流していたのだ。坊やは、おもちゃ自慢ができて喜んでいるやろ。

もう一つ、たまたま町広報を開いたら、「内閣官房からのお知らせ」として「弾道ミサイル落下時の行動について」ー近くのできるだけ頑丈な建物や地下街などに避難するーーて、こんな田舎でどうせぇちゅうねん。

戦争前の雰囲気作りに躍起になっているようで、かなんなぁ。

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by rurou-no | 2017-05-31 10:26

なし崩し数の暴力五月闇

「五月闇」は夏の季語に当たるらしいが、表題は俳句とは違うので気にしない。梅雨時の鬱々とした暗さ、あるいは漆黒の闇。もちろん、今の心情である。
19日、衆院法務委員会で「共謀罪」が強行採決された。懲りずに繰り返される数の暴力だ。審議時間30時間だと?!、まともな議論は30秒もしてないぞ。

恥ずかしくないのやろか。事前に質問通告を受けているにも拘わらず、何ら説明できずに議論から逃げてばかりの提案者。刑事法の原則を大きく変えようとしているのだから、徹底した説明と議論が必要なのに、お粗末極まりない委員会だった。

「花見には酒と弁当を持っているはずで、双眼鏡とメモを持っていれば犯罪の下見になる」との珍答弁がすべてを物語っている。頭の中にはこんな貧しい発想しかないのだ。自公維の議員なんて、みんなこの程度なんか?

採決を促した維新の議員なんて頭が空っぽで、難しい話がわからないと嫉妬心をぶちまけるだけ、というみっともない姿をさらけ出した。維党には、党利党略の政治取引しかなく、考える習慣のない目立ちたがり屋ばかりが集まっているから、始末に負えない。

この法案は、平たくいえば市民運動つぶしが目的といえようか。政府の批判をする市民はいつでも簡単に逮捕できるというもの。問題意識をもった「一般市民」が批判を口にしたら「一般」でなく「市民の顔をした犯罪者」になってしまう。
そして私生活をすべて監視され、丸裸にされてしまうのだ。

もの言わず、考えない、従順な市民だけが求められている。
我欲だけで知性なき権力者は、考える市民を恐れている。

昭和初期、こんな風にして戦争への道を進んで行ったんやと思う。なんかおかしな具合やな、と話してたら、ある日「特高」がやってきて、身に覚えのない罪を着せられ、逮捕されて拷問を受ける。が、現実になってきた。

個人の「人権」がなくなり、「表現の自由」も失われようとしている。民主主義の危機や。ほんまにそんな世の中になってもええんか。あかんやろ。
昨日23日、衆院を通過。参院での審議となる。なんとしても廃案にしないと。

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by rurou-no | 2017-05-24 10:18

「月読」と「天使突抜」うるわし名

「つ」から始まる語で、ふと浮かんだのが京都の友人が住んでいた「月読」という町名。ついでに「突抜」は京都市内に何ヵ所かあって、「天使突抜」はマリンバ奏者の通崎睦美さんが住んでいた(住んでいる?)町の名として有名になった。

「月読」(ツキヨミまたはツクヨミ)は月の神。スサノオノミコトの兄とされるツクヨミノミコトに由来するとすれば、神話にまでさかのぼる。さすが京の都だ。

趣味の古文書を解読していると、当たり前のことながら地名が出てくる。くずし字を前に、地元の文書なら心当りの地名を当てはめてなんとか読めても、これが知らない土地だと見当がつかない。そんな時は地図と首っ引きになる。

近代以降、大幅な市町村合併が何度か繰り返され、市名や町名はその都度書き換えられたが、小さな字名はそのまま残っていることが多い。
おかげで歴史愛好家は勿論、古文書愛好家にも大助かりだ。

暮らしや地形につながる地名は変えようがないし、変えてはならない。
地名にはそれぞれ由来があり、そこで生きる人びとには心の拠り所となるものなのに、そうした歴史を考えない近ごろの自治体名の付け方には、大いに疑問を覚える。

「天使突抜」もまた、その名になる理由があった。地名に限らず植物や動物、単なる物体でも名前を付けることで、見え方が違ってくる。ことばは面白い。
逆に、敢えて名前を付けないことにも意味がある。食べるから、研究対象であるから、あるいは対象に敬意を示し対等であろうとする姿勢など。

同じ文脈で人間が一方的に支配し、名前を付けて愛玩するペットブームは、動物愛護の観点からも違和感を禁じ得ない。人間の自己満足だけやないかと。

勝手なもので、庭に生える雑草(雑草という名はない)ですら、その名を知ると関係が一歩近づいて愛着がわいてくるような気がする。やっぱり抜いてしまうけど。

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by rurou-no | 2017-05-17 11:31

ウトサクの連鎖断ち切れ仏5月

先週は、静かな日常に乱れが生じたのと、(新緑の鮮やかさに心を奪われ緩んでいた身体が)5月とは思えぬ冷え込みに耐えられず、寝込んでしまったため更新もままならなかった。今日もまだ寒い。こんな南の地でこないに寒いて、どしたことやろか。

さて、「ウトサク」とはここら辺特有の言い方で「アホ、バカ、マヌケ」の意である。
アメリカで、事実よりも「もう一つの事実」(自分に都合のいい作り話)で社会を認識するウトサク大統領が誕生したことに勢いを得たヨーロッパ各国の右翼は、この機に乗じて勢力の拡大を図るべく虎視眈々と狙っている。

7日に大統領選決選投票があったフランスも、アメリカと似た構図の対決となり、エリートで中道のマクロンが右翼のルペンに大差で勝利した。
50年前、ド=ゴール体制を批判して立ち上った学生や労働者等による市民運動「5月革命」があったのを思い出した。状況は半世紀前より悪化しており、政治を右翼独裁に渡すまいとの選択肢しかなかった。

昨日(9日)行われた韓国大統領選は、革新系の文在寅(ムン・ジェイン)氏が当選した。変革を求める若者を中心とした圧倒的な支持を集めた。
翻って日本のウトサク首相は、とうとう憲法九条の改憲を口に出したが、言っていることが支離滅裂で、国会で論議する気はないらしい。説明も出来ず逃げの一手だ。

こやつはアヘ友学園問題で、ムキになって「関係したということであれば首相も議員も辞める」とまで口走ったくせに、まだ辞めていない。もっともだれも、嘘つきで口先だけの奴の言う事なんて、本気に受け取ってなかったが。

連休中の4月30日、北朝鮮がミサイルを発射したからと、東京の地下鉄が止まったそうだ。隣の韓国は大統領選の祭りで盛り上がっているのに、この過剰反応は何だ?笑えるぞ。5月1日は、米海軍補給艦の保護のため海上自衛隊の護衛艦が初めて出動した。集団的自衛権行使の既成事実化である。

やれやれ、フランスと韓国は「考えて」新大統領に託した。一方わが国といえば、直接選べない首相はアメリカに追従・従属するばかりで、自国民をないがしろにしている。
そろそろみんな気付けよ。

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by rurou-no | 2017-05-10 10:36


一瞬を、永遠に
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