一所不住



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闇の夜から凍る朝へ

先週から今週はじめにかけての寒波は尋常でなく、列島全体が凍りつく勢いだった。24日奄美で115年ぶりに雪が降り、沖縄でも雪が降ったそうだ。九州全域と山口県では水道管が凍結、破裂して、広域でいまだに断水が続いている所があるという。
25日は、北海道の下川町でマイナス31.8度を記録、比ぶべくもないが潮岬はマイナス1.8度、この冬一番の冷え込みとなった。早朝まだ辺りは暗く、西の空へ沈まんとする月明かりだけの戸外は、凍りついた空気がからだを覆って、それを掻き分けながら歩いている感覚を味わった。

前回書いた入浴中に停電の夜は(真っ暗だから素っ裸でも問題なかったが)バスタオルを腰に巻いて出て、蝋燭か懐中電灯をと手探りで探し、見つけた小さな明りで湯船へ浸かるのは、なかなか乙なものだった。
だいたい風呂にそれほど明りはいらないし、薄暗いくらいが風情あってええもんや。

スポーツ2題。ラグビートップリーグは24日決勝戦が行われ、パナソニックが東芝を27対26の僅差で下し優勝した。かつての三洋電機と東芝府中やね。やっぱり強いわ。花園のバックスタンドで応援してたころは負けてばかりやった近鉄は7位と健闘した。
ラグビー界も、協会の体質改善に早う取り組まないと、ワールドカップどころやないで。

大相撲初場所は大関琴奨菊が14勝1敗で初優勝した。正直なところ去年の夏場所(7月)までは引退が近いと思っていたが、秋場所(9月)には驚くほど安定した姿で登場した。体幹を鍛えるトレーニングを始めたの言葉通り、体に芯ができて簡単に倒されなくなった。「遅咲きの桜」といわれた師匠の琴桜も32歳で横綱昇進を果たしたし、「遅咲きの菊」になれるかもしれない。

のほほんとスポーツの結果に一喜一憂しててボケが始まった(車のエンジンをかけたまま忘れる失敗をしでかした)禿頭がまた沸騰したのは、関電高浜原発3号機の再稼動ニュースである。
使用済み核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混ぜたMOX燃料を使うプルサーマル発電は、より危険度の高い原発だ。核燃料サイクルはとうに破綻しているのに、今さらMOX燃料なんてふざけるのもええかげんにせぇ。増え続ける放射性ゴミの行き場もないちゅうのに。
狭い国内に人が住めない町をつくってしまった5年前の事故を、なかったことにしてしまう利権集団め。未来のないエネルギーにどこまで縋りついていくつもりや。恥を知れ。
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by rurou-no | 2016-01-28 11:36

渡る世間はややこしや

今日は大寒。前々回、年末年始の陽気に、老人には助かるが寒くないと困る人もいる、なんて書いたら次の日から気温が下がり始め、とうとう冬が到来した。
とりわけここ数日の暴風は台風並みの猛威で、入浴中に停電して慌てるなんてこともあった。ニュースでは列島各地の猛吹雪の様子が伝えられている。

まずは訃報から、【落語界の大御所の一人で、戦後衰退していた上方落語を復興させた「四天王」の最後の一人だった三代目桂春団治(かつら・はるだんじ、本名河合一〈かわい・はじめ〉)さんが9日午前0時11分、心不全のため大阪市内の病院で死去した。85歳だった。(中略)マクラを振らずに噺に入る独特の高座ぶりで知られた。「代書屋」「野崎詣り」「いかけ屋」などの滑稽噺が十八番。高い完成度を築きあげ、絶妙な間を生かして爆笑を巻き起こした。繊細なしぐさで、真後ろにストンと落す羽織の鮮やかな脱ぎ方でもファンを魅了した。】(15日付朝日)

4人の大師匠の中で最初に好きになったのが三代目だった。噺はいたって几帳面であり、間で笑わす名人芸は追随を許さなかった。所作も美しく、品のある高座は忘れない。

今週の出来事。近隣国で似たような事件があった時は対岸の火事を決め込んでいたが、やっぱりこの国でもやっていたかと呆れた廃棄食品の横流し。端緒のカレーチェーン店の冷凍カツに止まらず、流通やコンビニの廃棄食品転売も明らかになった。
そういえば賞味期限切れ食品の使い回しや、産地偽装ってのもあったな。
儲かれば何をやってもいいという、モラル崩壊が常態化してきている現実は否定できまい。

15日未明、長野県軽井沢町で起こったスキーツアーバスの事故にも同じ構造が見えてくる。安全を度外視した算盤勘定は現場の運転手に負担が集中し、15人の命が犠牲になった。

行き過ぎた経済至上主義は、不正すらも当たり前のように取込んでしまう。震災復旧工事の入札談合など、摘発された件は氷山の一角だ。住民の意向や街の将来設計を無視した大型公共工事は、復興に名を借りた土建屋を儲けさす工事のための工事でしかない。
沖縄の辺野古で強行されている米軍基地工事も不正がまかり通って、しかも容認される。

国を牛耳る知性なき集団が公然とルール違反を犯し、都合のいい解釈や問題のすり替えをして恥じない。失敗した経済政策では、大企業ばかり優遇するのをトリクルダウン理論で正当化するが、実際は甘い蜜は富者が吸い上げてしまう。落ちてくるのはゴミばかりで、貧者は安くなった廃棄食品を食べるしかなく、危険な格安ツアーを利用するはめになる(このたびの事故では未来ある若者が犠牲者に)。そんな実態から目を背ける政府の姿勢は醜悪で、反吐が出てムカツキが止らない。力なき者よあわれ。
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by rurou-no | 2016-01-21 12:02

のうまのくわ

なんのこっちゃ、と思われるタイトルになった。実は「の」から始まる言葉で、かつ文章にできそうなタイトルはないか、と「の・・・」と考えていたら、「のぅうまのくわぁぃ~のぅうまのくわぁぃ」と思わず鼻歌が口をついて出た。もちろん、ボブ・マーリーの名曲ですな。

 No woman no cry No woman no cry No woman no cry No woman no cry

はじめに耳で聞き覚えたときは、「のーうまのくら(野、馬の鞍)」だった。そのうち、どうも「鞍」やのうて「桑」あるいは「鍬」に聞こえてくる。野馬の桑?野有麻の鍬?う~ん、野生馬は桑の葉っぱを食べるのか?野原に麻が有るから鍬で掘り起こそうということか?ますます訳が分からなくなってきたぞ。と、半ば溶けかかったオツムで堂々巡りしていた。

別に、葉っぱでキメているわけやござんせん。ボブ・マーリーなんぞ聴いていたら、からだが自然に動き出して気分がハイになってくるもので、指先も自由奔放、支離滅裂な文章を打ち始めるといった按配になってしまう。ところがどっこい、歌っている内容はシビアである。

女泣くな 女泣くな 女泣くな 女泣くな /トレンチタウンの官庁の庭に ふたりで坐っていた日のことだ /善良な人たちの中に /偽善者どもがそしらぬ顔をして混じっていたのを ふたりで眺めていた /そんな中で出会った大切な友人たちも ひとり またひとり /闘いの中で倒れていった /どんなに素晴らしい未来がやってこようと /昔の日々は忘れられやしない /だから 涙を拭うんだ (対訳 山本安見)

レゲエ。レベル・ミュージック。反逆、反抗の音楽。ラスタファリアンの抵抗の音楽だ。
彼は、『GET UP STAND UP』 で、「起き上がれ、立ち上がれ、権利のために立ち上がれ、闘いを諦めるな」と歌った。1945年2月ジャマイカに生まれ、81年5月アメリカ・マイアミの病院で亡くなる。わずか36歳の生涯と思えないほど、音楽と社会に多大な影響を及ぼした。

全くタイプの異なるミュージシャン、デヴィッド・ボウイが10日に亡くなったそうだ。享年69歳。
グラム・ロック時代、美しさは群を抜いていた。映画 『地球に落ちてきた男』 『戦場のメリークリスマス』 の俳優としての姿が印象に残っている。時代を超えたスターだった。
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by rurou-no | 2016-01-14 11:54 | 音楽

新年早々の

年が変わり早や1週間経った。今日は七草。元旦は例年通り実家で御節と雑煮を供にし、やや食べ過ぎた年寄り2人は腹がへらないと、昼は菓子と紅茶で済ませて、のんびりしていた矢先の午後2時8分、二つの携帯が同時に鳴った。

新年早々の人騒がせなエリアメール。【津波観測情報 和歌山県沖にて大きな津波の観測がありました。至急高台など緊急避難先へ避難し今後の情報に注意してください。なお、大津波警報、津波警報が発表されている間は、海岸・河口付近へ近づかないでください。(和歌山県)】

ここは岬の台地にあるため津波避難の必要はないが、海に近いところに住んでいる連れ合いの母親を避難させたほうがいいのか、地震の揺れは感じなかったので、まずは情報収集をとテレビとパソコンを確認するも、何の速報も出ていなかった。いったいどういうことや?と何らかの間違いを疑っていたところ、3時ちょうどに再び携帯音。

【津波観測情報(続報) 和歌山県沖にて観測される津波が更に大きくなっています。至急高台など・・・以下同文】 ますます訳が分からなくなってきた。そのあと3時15分、【緊急速報メールについて 本日1月1日14時8分ごろに和歌山県から津波からの避難を呼びかける緊急速報メール・エリアメールを県内全域に送信しましたが、地震の発生は確認されていません。なお、メールを配信した原因については調査中です。(和歌山県)】

そして5時4分、やっと【津波の誤報メール(お詫び)】というのが送られてきた。4日、県知事が「初歩的なミス」と釈明。おそらく振り回された大勢の人がいたろうに、まるで他人事だった。単純ミス(潮位データ入力もれ)にもかかわらず、誤報を知らせるのに2時間以上も掛っている。もし逆の場合のミスなら大惨事になっていた。県民は正しい避難通知すら信用しなくなるやろ。

年頭から春先の陽気が続いている。ビンボーな老人には暖かいのは助かるが、冬は寒くないと困る人もいるわけで、暖冬もほどほどにしてもらわないと。
ということで、今年もしりとりタイトルの駄文事始め。いったいどこまでいくのやら。
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by rurou-no | 2016-01-07 11:02 | 地域


一瞬を、永遠に
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