いろは歌が完結した。
残るは 「京」 と 「ん」 。 これは、あとから付け足したそうだから 無視してもいいが
言葉遊びなので、おつきあいするにやぶさかでない。
いろはかるた最後の諺は、江戸では「京の夢 大坂の夢」 上方では「京に田舎あり」
となっているらしい。
子どもの頃は、正月になると かるた遊びをしたものだが、とんと見かけなくなった。
かるたの運命や如何に?
そういえば、 [百人一首競技かるた] というのが 毎年、年始めに行なわれている。
あの、札をはじくというのが どうも納得いかない。飛ばした札をいちいち拾いに行くのは
いかがなものかと。百人一首ならば、たおやかに札の上で手を置いてもらいたいものだ。
もっとも競技スポーツとして考えれば、致し方ないが。
閑話休題。
「いろは」といえば、 「仮名手本忠臣蔵」 。
文楽や歌舞伎で馴染み深い、三大狂言の一つ。
元禄15年(1703年)12月14日 この1月下旬(今年は2月1日)の出来事であった。
こちらも、敵役にされた 高師直(吉良上野介)が気の毒で、納得いかない。