一週間前はこの電脳空間にすっかり嫌われて、表題だけしか受け入れてもらえなかった。まあ、表題のしりとりはつながったからよしとしよう。今日は大丈夫やろか?
先週に続き今週も「春の嵐」がやってきて、空に満月が浮かび、此度は星が煌めいた。
「共謀罪」法案が衆議院で実質審議入りした。この法案は、思想信条など個人の内面を監視するための法であるのは言うまでもない。勿論、自由な文化・芸術活動は制限されることになる。近隣国にわかりやすい例があるやないか。あんな風になるで。
ここで一つの法則について。首相が答弁で同じ言葉を繰り返すと、結果は逆になる(例:丁寧な説明=一切説明しないで強行採決)。それを当てはめると、「一般市民が対象とならない」=一般市民を対象とした法案、ということになる。あぶない、あぶない、騙されたらあかん。「テロ対策」や「オリンピック」は詭弁に過ぎないのだ。
それにしても、内容も解らず官僚の作文を読むだけの法相の答弁は目に余る。こんな重要な法案をあんなんで決められてはたまらん。審議になってないやないか。説明もできない法案を提出するのは、そもそも間違いである。
少し前になるが、内閣は「憲法や教育基本法等に反しないような形で(教育勅語を)教材として用いることまでは否定されることではない」という答弁書を閣議決定した。「勅語」そのものが主権在民を否定した、現憲法に反したものであると、この無知な連中に教えてあげる者はいないのか。
6日付新聞の「声」欄に掲載された、埼玉県の中学1年生に感心した。その一部を紹介したい。【道徳は、人によって感じ方が違うから「道徳」なのだと思います。(中略)道徳とは、色々な視点から物事を考えるという「答えの無い」ものであるからこそ、必要なのだと思います。少なからず答えのある「道徳」は、子どもには必要ないのではないでしょうか。】そのとおり。
中学生の方が、ちゃんと考えている。1人の大人として恥ずかしくないのやろか。
沖縄の人へ侮蔑的に罵詈雑言を浴びせる沖縄北方相、事故の責任を棚上げにして避難者を「自己責任」と決めつける冷酷な復興相、その仕事の何たるかも知らず「がんは学芸員」と言い放つ地方創生相など、現内閣の性格が表れている。頭の中は空っぽやのに勉強する気さえない。幼稚な振舞いで権力を振りかざすだけ。ほんま、困ったガキばかりや。