しつこいようだが、「共謀罪」法案について。
首相は国会で「一般市民が対象となることはありえない」と言った尻から、「犯罪者集団に一変した段階で一般人であるわけがない」と答弁している。つまり、「一般市民をいつでも犯罪者集団として逮捕できる」と言っているのと同じだ。
無実の市民が、ある日突然、犯罪者に仕立てあげられるのである。
権力を批判すれば犯罪者として認定される。根拠はいいかげんで、捕まえてから要件を創作する、というのは歴史的に繰り返されてきたこと。すべて権力側の意のままだ。
市民同士が監視し合い密告が常態化する、どこかの国と一緒や。
そんな窮屈な社会を求めている人が多いとは思えないけど、どないなってんねん。
さらにしつこく、「教育勅語」について。
そもそも、「勅語」そのものが憲法違反のシロモノ。せやのに「いい事も書いてある」など、恥ずかし気もなく口にするなんてありえない。単細胞のバカや。
「いい事」の12の徳目とは「孝行」「友愛」「夫婦の和」「朋友の信」「謙遜」「博愛」「修学習業」「知能啓発」「徳器成就」「公益世務」「遵法」「義勇」と、通俗的なことがらに過ぎない。
ところで「勅語」は、(神話である)皇国史観にはじまり、徳目を並べ、天皇のために命を捧げよ、天皇制の発展に尽くせ、先祖が残した教訓を守れと結んでいる。
要は、上から言われんでもわかっているような道徳的なあれこれに合わせて、天皇のために命を差し出せ、ということだ。それで戦争をした。
戦時中、この「勅語」がどういう扱いを受けていたのか、アホみたいやで。
今回は表題と内容がつながらない。まあ、表題は前回からのしりとりで十七文字という決め事があり、内容はパソコンを開けて思いつくまま書いているものだから、必ずしも一致しなくてええ、と自分に寛容なせいでこうなった。