鬱陶しい日和続きで、からだも頭も重ぉーくなってしまい、へたれの年寄りに今更何か書くことなどどだい無理なこって。九州では大雨だというのに、ここら辺は梅雨の一休みなのか、朝から突き刺すような日差しが容赦ない。週末はまた雨になるそうな。
7日、永六輔さんが亡くなったそうだ。
10日、参院選の投開票があり、自公の与党が大勝するとともに、改憲勢力が3分の2を超えた。って、そんなに中国みたいな国になるのを望んでいる人が多いのか。
そもそも、憲法が何たるかを知らない連中が、憲法を変えたがっているのや。
国民主権がなくなって、国家主権やなんて、もはや憲法ではない。
権利が剥奪され義務ばかりを強要される、全体主義国家になってええんやろか。
自由と民主主義がなくなるんやでぇ。
自民党の憲法草案を、いっぺん党員だけでやってみたらええ。どんなアホなことを決めようとしてるのかよくわかるはずや。とてもまともな大人の考えることやないで。
まあ、選挙になると「経済、経済」と目先の金のことばかりで、失敗した政策すら「道半ば」なんて詭弁に、安易に騙される我々選挙民にも責任の一端がある。
沖縄の米軍基地問題や、福島の原発事故後の無責任なやり方をみても明らかなように、政府は「国民の命と安全を守る」と言いながら、国民をいとも簡単に棄民化する。
先日、バングラデシュで犠牲になった日本人も、去年1月の首相のエジプト・カイロ演説が遠因であることは、疑うまでもない。
と、なかなかタイトルに行きつかないぞ。「猿後家」は上方落語からいただいた。
猿に似た顔の、お家はん(女主人)の前で「さる」は禁句。べんちゃら上手の太兵衛さんが「大津絵の藤娘に生き写し」とべんちゃら言って、酒と鰻にありつく。ところが奈良の説明をしていて思わず「猿沢の池」と口にし、しくじってしまう。そのあともべんちゃらとしくじりを繰り返し、べんちゃらで「お家はんを昔の美人にたとえましたら」と、小野小町、照手の姫、衣通姫(そとおりひめ)の名をあげ、最後に楊貴妃のところ「楊妃妃」(ようひひ)でサゲとなる。