読者の少なさでは群を抜くブログゆえに品位を旨としたい、と常々気をつけてきたのに今回は「Shit!」なんて言葉で恐縮である。くそったれ!と品性を疑われるようなタイトルになったのには深い、いや痛い事情がある。
「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざは何かにつけ引き合いに出されるが、それとは関係なく「風が吹いても痛い」例のアレがアレして、思わず自分の左足に向かって下品な言葉を発してしまったのが、ことの次第。
昨日、急に「発作」が出た。去年の夏以来のことで、もう大丈夫だろうと安心していた矢先だった。そもそも大阪にいたころから原因不明の足の痛みがあり、骨折をしているわけではないと我慢していた。それが5年ほど前にどうにも我慢が出来なくて病院へ行ったところ、診察した医師はうれしそうに笑みまで浮かべて「痛いでしょう」とのたまうではないか。「痛いから来たんですよ、何とかしてください」と涙目で訴えても、ニヤリとして「痛いのはよく分かります。実は私もなんです」と同好の士を得た喜びを隠そうともせず「痛み止め出しときますね」とのんびりしたもの。脂汗を流して耐えていた痛みは、まさか自分には縁がないと思い込んでいた病名だった。
たとえば音がするだけで、音の波が当たって痛い。それが大きな音なんかだと波の大きさに比例して痛みは倍増する。友人は猫が前を横切っても痛い、と話していた。何も起こらず、じっとしているだけでもズッキン、ズッキンと痛みが襲ってくるから当然だ。昨日はあいにく日曜日だったから「明日まで我慢」と言い聞かせるも、とうとう昨夜は眠れず布団の中で唸っていた。
今日になって病院へ行くのがまた、ひと騒動。愛車ジムニーはミッションだった。痛い左足でクラッチを踏まないとギアが入らない。この時ばかりはミッション車を選んだ自分を呪った。坂やカーブが多い田舎道の上に、今日に限って信号にもよくつかまるのはどういうことだ。左足の痛みは足先だけでなく股のところまで上がってきた。そして帰路はあまりの痛さで気を失いそうに。
こんなんが一生ついてまわるなんてどないしょ。まぁ父親から受け継いだものやからしようないか。
というトホホの顛末。Shit!